【本】真クリエイティブ体質 観察・洞察で磨く発想力

【本】真クリエイティブ体質 観察・洞察で磨く発想力  高橋宣行 (2008年12月、PHP研究所)

【読む目的】

・世の中の観察を楽しむための足がかりにする。

【私なりの学び】

・「感覚」の蓄積(読書、社交、人間観察、事象観察)

 =ボーダレスに情報に接する、集める。センサーになる。

・「思考」の蓄積(意外性のある組み合わせ、新しい兆しを予測する)

=自分の思いを入れる

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【本】フォーカス・リーディング 

フォーカス・リーディング 1冊10分のスピードで、10倍の効果を出す「いいとこどり」読書術 寺田昌嗣

著者は、速読術の講座などもやっている、寺田昌嗣さんです。目から鱗、というよりは、これまでなんとなく漠然と感じていたことが言葉になっている感じがして、頭が整理されました。私は、けっこう難しい本を一生懸命読んで満足、というパターンの陥りかねないので、ひとつ、クールな読書をこころがけてみたいと思います。

こういったノウハウ本はとかく、「すごい人」が自己流のやり方を開陳する、読み手の立場にたっていないものになりがちですが、この本は、読み手の大部分である「普通の人」の立場によりそって書かれていて、読んでいて嫌味がありませんでした。

【私なりの学び】

・その本から自分が何を得たいのか、を見定めてから読み始める。

・× 本の内容を理解して満足。

 ○ 本を読んで、これまでとは違った視点で世の中を見られるようになった。手にいれた知識がどう活かされたのか。

・本の吸収力は、土台になる知識に左右される。あらかじめ素養があれば、それだけスピーディーな情報処理ができる。

・本の「TPO」=Time:その本を読むのにかける時間はどのくらいか、Purpose:何のために、その本を読むのか、Occation:現在の自分にとっての読書の意味は何か

を設定してから、本を読み始める。

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【本】地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」 細谷功 (2007年12月、東洋経済新報社) 1600円

「地頭力」という言葉は、雑誌(確か、日経Associeだったと思います)で取り上げられていたときに初めて目にしましたが、まさに、この本で推奨されている、限られた情報の中で自分の頭を働かせて考える力を、端的に言い表した言葉がだと思います。

「地」という漢字は、「ジ」と読むときには、「生地」「素地」など、「そのもの」とか、「そのまま」という意味あいで用いられますが、地頭力は、知識に頼るのではなく自分の頭「そのまま」を使って、今ある素材を使って考える力、ということだと思います。

実は、私自身は、少なくとも今時点では、「地頭力」がない方です。楽をしたがる性格が災いしてか、どちらかというと知識型の思考で、自分の頭でじっくり考えることには、苦手意識があります。

んが、最近は、自分自身でオリジナルで考える、ということの大切さを認識し始めつつあるので、この「地頭力」の本は、とてもいい刺激になりました。

【私なりの学び】

・地頭力とは、他人の知識や思考をなぞるのではなく、自分の脳を働かせてを考える力。限られた情報の中で、優れた切り口を見出して、解を導き出す力。

①仮説思考力=結論から考える

積み上げ型ではなく、まず一気にゴールまで見通して、それを目指して物事を推進する。コミュニケーションでは、自分がどう発信したか、ではなく、相手にどう伝わっているかを重視する。

②フレームワーク力=全体から考える

まず全体像を把握し、分類して「漏れなくダブりなく」再構築し、全体を組み立てる。分解する際の切り口の選択が重要。積み上げではなく、あらかじめ「箱」をつくってしまい、そこに放り込んで分類していく、というイメージ。

③抽象化思考力=単純に考える

ものごとの枝葉をそぎ落として、一般化、モデル化して考える。

・「地頭力」のベース

直観力、アート、突き抜ける力

課題の本質に迫る。=「要するに、何なのか」「要するに、何が問題なのか」を考え抜く。

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【考えたこと】世の中の曖昧性について

先日読んだ「使える!確率的思考」に、世の中には「決断をしなかった側」の結果が観測できないことがほとんど、という記述がありましたが、これは、本当にそのとおりだと思います。

決断を迫られている場合もそうですが、何らかの戦略なり行動の成果を計ろうとしたときにも、同じことが言えます。

例えば、ある商品のPR活動を、一定期間集中的に行い、その前後の商品の売り上げを比較したとします。売り上げが大幅に上昇していたとしても、それが、本当にPR活動の成果なのかどうかは、誰にも分かりません。もしかすると、売り手が全く知らないところで、口コミで噂が広まったのかもしれないし、どこかの雑誌でたまたま取り上げられたのかもしれないし、・・・・・などと考えていくと、「売り上げが伸びたのは、PR活動の成果です」とはっきり証明することは、ほぼ困難です。結局、PR活動の成果がどのくらいあったか、つまり、「PR活動をしないという選択肢をとった場合の結果」は、誰にも計ることはできないし、未来永劫わからないのです。

が、逆に言うと、PR活動の成果がなかったということを証明することも、これまた困難であり、要は、証明責任をどちらが負うか、というだけの問題です。

なぜこんなことを書いているかといいますと、最近、仕事で、「○○という政策に関する広報・啓発活動によって、その政策がこんなに世の中に浸透しました」という趣旨の文章を書く場面に遭遇し、とりあえず書いてみたものの、ふと、「どうしてそんなことが言えるんだ」と言われたら、困るぞ、と、そんなことを思ったのです。もちろん、「最近の世論調査で、政策に関する周知度がこんなに高まっています」とか、それらしい根拠は挙げてみているのですが、それが本当に広報・啓発の効果なのかと言われると「・・・・・」と、だんまりするしかない訳です。もちろん、「広報・啓発の効果でない根拠」も証明できないはずなので、反論してみる、という手もありますが、全く生産的ではありません。

こう考えてみると、社会で起こっていることというのは、だいたいが、こうしたある程度の曖昧性に、常につきまとわれているのかな、という気がします。これが、科学の実験ですと、①他のあらゆる条件を一定にする、②繰り返し試してみるという2つが可能なので、ある行為があった場合となかった場合の比較ができますが、社会現象については、これができないからです。

「使える!確率的思考」では、こうした曖昧さが、客観的には非合理的な不作為(例:食品メーカーの、「食品事故回避のための万全の対策をとらない」行為)の結果による、企業の不祥事などに繋がっているという記述がありましたが、これは、なるほどと思いました。

「万全の対策」をとろうとすれば、それなりのコストや時間が必要な訳で、それを考えると、不作為という選択肢をとる方が、事故が実際に発生するまでは、一見合理的な選択のように見えます。しかも、たとえ万全の対策をとり、その結果食品事故が回避されたとしても、誰も褒めてはくれない訳です。

が、一方で、いったい事故が発生したら最後、消費者の批判、マスコミからの袋たたき、企業イメージの低下など、さまざまなリスクが一気に降りかかってくるということで、ここにも、ある種の非対称性があります。

この非対称性、曖昧さを超えて、1つ突き抜けるためには、相当なエネルギーと突破力、関係者の理解を得る力が必要になってくるのではないか、そんな気がします。

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【本】ブルー・オーシャン戦略

ブルー・オーシャン戦略  Wチャン・キム+レネ・モボルニュ (ランダムハウス講談社、2005年6月)1900円

勝間和代さんの本でお勧めされていた本です。ページをめくるごとに新しい発見があり、かなり密度の濃い学びになりました。

「ブルー・オーシャン戦略」とは、同業他社との血みどろの競争社会(レッド・オーシャン)から抜けて、新たな市場を開拓するための戦略で、本書では、その考え方、プロセスが、体系的に説明されています。いたるところに、ブルー・オーシャンの開拓に成功した企業や逆に失敗した企業の実例が紹介されているので、とても興味深い内容になっています。

【私なりの学び】

・ブルーオーシャン戦略の土台は、バリュー・イノベーション(=顧客にとっての価値を高めつつ、コストを下げる。そのためには、余計な要素をそぎ落とし、未知の要素を取り入れる)

・「戦略キャンバス」による分析

→①メリハリ(直線的でない)、②高い独自性(「典型的なもの」とのズレが大きいほどよい)、③訴求力のあるキャッチフレーズ(新しいテーマ)を目指す。

・同業他社ではなく、代替産業に目を向ける。

→ 例:ワイン産業⇔ビール産業、航空産業⇔自動車産業

・機能志向と感性志向の切り替え、補完財への着目、将来の市場の俯瞰等により、従来の常識にとらわれない付加価値を生み出す。

・新しい需要を呼び起こして市場を広げるためには、現在の顧客以外の層に目を向け、その共通点を分析し、どうすればこれらの層の興味を呼べるかを考える。

・新しい試みを遂行するために、関係者を納得させ動かすには、

①キーパーソン(周囲に対する影響力をもつ人)に働きかける、②言葉で説明するだけではなく現実を見せて、意識を変える、③早い段階から構成員にたいする3E(Explamation,Exchange,clarity of Expectation)を心がけ、改革のプロセスを透明化する、④大目標を掲げるだけではなく、目標を細分化して、各部署が当事者意識をもつようにする

といったことが重要。

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【本】効率が10倍アップする新・知的生産術 -自分をグーグル化する方法ー

効率が10倍アップする新・知的生産術 -自分をグーグル化する方法ー  勝間勝代(ダイアモンド社、2007年12月) 1500円

勝間和代さんの本、第2弾です。内容的には、最初に紹介した「ビジネス脳を創る7つのフレームワーク力」と重複する部分もありますが、インプットとアウトプットの連結に燃えている今の私には、とてもよい刺激になりました。

【私なりの学び】

・情報管理の方法として、まとまった情報を得た際には、①エッセンスのみを簡略する、②エッセンスを展開(階層化)する、③全体をフレームワーク化して再構築する、という3ステップを心がける。これにより、今度は自分自身の情報として、アウトプットできる。

・自分が何かを人に伝えようとする際には、①自分が相手に何を伝えようとしているのか(全体像)、②それをフレームワーク化すると、どんな構造になるか、③詳しく伝えるべき階層情報は何か、④最も言いたいことは何か、を意識する。

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【本】使える!確率的思考

使える!確率的思考 小島寛之 (ちくま新書、2005年11月) 700円

おもしろいです。使えます。

私の確率の知識は高校数学止まりですが、どうも、いい印象はありません。数学を嫌いになるパターンにありがちですが、難解で、しかも「一体何の役にたつのか!」と反発したくなるつまらなさ。

が、この本では、小難しい理論ではなく、実生活や社会の様々な現象や人間の行動を、確率という切り口で分かりやすく説明してあるので、「ああ、そうか。あの現象は、そういう風に説明できるのか。」という発見がたくさんあります。全体を通じてのキーワードは、「不確実性」だと思います。

特に、「第8章人は観測できない世界を見落とす」から「終章 不確実性下における選択の正しさとは何か」にかけては、社会現象や人の行動選択を見る眼を変えてくれると思います。

【私なりの学び】

・人間が経済社会で生きていくことの全てに、不確実性、すなわち「賭けの要素」が関わっている。

・物事には常に不確実性がつきまとうので、事前に判断した「合理的な選択」が、「正しい選択」とは限らない。

・人々を無個性の「マス」として捉えた合理的な政策が、個人に幸せをもたらすとは限らない。

・不確実性を積極的に利用することも、社会では行われている(抜き打ち試験、国税の査察、警察の検問)。ただし、事前には最適に思われた戦略が相手に読まれてしまい、実行てきなくなることもある(政府のインフレ政策。「動学的不整合性」。)

・データや数字に関心をもつことにより、世の中を見る眼、解析度が劇的に変わる。

・個別、特有の現象を打ち消して、長期的、全体的な傾向をみるときは、「移動平均(時系列のデータにおいて、連続するいくつかのデータをひとまとめにして平均しておくこと)」を使う。

・平均からのブレ(ある数値が、つきなみなのか、特殊なのか)を見るには、「標準偏差」(SD)を使う。資産運用で見ると、「投資」にとっては「平均値」が重要だが、「投機」にとってはSDが重要。

・データを集めて確率を計算する「統計的推定」に対し、データを入手するごとに確率を修正しながら次を予測するのが、「ベイズ推定」。心理的な確率を基礎にしている「いいかげんさ」のため排除されてきたが、最近、活用の場が広がり、注目を集めている。

 →活用例:スパム・メールのフィルタリング、ネットビジネスでの顧客の行動分析

・確率が認知されることが確率の数値自体に影響を及ぼすため、告知することが有効でない場合もある。

 →例:ガン患者の生存率、金融機関の破綻

・観測の非対称性(=選ばなかった選択肢の結果は永遠にわからない)により、選択にバイアスが生じることがある。往々にして、保守的な選択に導かれる。

 →例:人事採用(採用した人の良し悪しはわかるが、採用しなかったがどうだったかは、分からない)、企業の不祥事(リスクに備えて対処した場合、対処しなかったらどうなるかは分からない)

・「仕組みの見えない不確実性」の対応として、類似性のある例を真似る、過去の経験を真似ることが合理的に説明できる。

・不確実性は、優柔不断の選考(将来における多様な選択肢を確保する)をもたらす。

 → 例:メニューの多いレストランの選択(そのときに何を食べたいかは分からない)、貨幣

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【DVD】プロフェッショナル 仕事の流儀-弁護士 宇都宮健児の仕事-

今回は、ヤミ金融による被害などを扱う弁護士、宇都宮健児さんを扱った回です。宮部みゆきさんのミステリー小説、『火車』に登場する弁護士のモデルになった方です。

ヤミ金融に手を出した人の借金まみれの状況、生活の恐怖については、宮部みゆきさんの『火車』やテレビなどを通じて知ってはいましたが、実際にこうした問題に正面から向き合うというのは、なかなかできるものではないと思います。

宇都宮さんの場合、そうした職業を、妙な正義感を振りかざしたり、力みすぎることなく、淡々をこなしているところが、逆に心に響きました。最初からこういった仕事を手がけようとしたのではなく、弁護士としての挫折を味わい、結果的にたどり着いた仕事だということが、影響しているのでしょうか。

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【本】ザ・マインドマップ 脳の力を強化する思考技術

ザ・マインドマップ 脳の力を強化する思考技術 トニー・ブザン、バリーブザン(ダイヤモンド社、2005年)2200円

マインドマップについては、書店で関連の本を見かけることはありましたが、なんとなくうさんくさい印象をもっていたので、敬遠していました。今回、初めて基本的なテキストを読んでみましたが、新しいツールとしては、悪くなさそうです。とはいっても、この本に書いてあるように、スケジュール管理からコミュニケーションから忘れ物探しから、あらゆる場面で使うというのは、あまり現実的ではないですが・・・。

「マインドマップ至上主義」的な部分を差し引いて、自分なりの思考ツールの1つとして取り入れるのならば、マインドマップはとてもおもしろいと思います。私の場合は特に、読書やプレゼンテーションの下準備に活用できそうです。

【著者について】

トニー・ブザンという方は、マインドマップの発明者で、脳の世界的権威だそうです。1942年生まれということは・・・66歳ですね。バリー・ブザンさんは、トニーのお兄さんで、国際関係学がご専門だそうです。

【私なりの学び】

・脳の力は無限。→怠けさせず、多少酷使するくらいがよいのか?

・マインドマップによって、難解な言葉を使いがちな論理的なテーマでも、わかりやすく表現できる。

・記憶=ある言葉から別の言葉を連想するプロセス

・読書での活用法=あらかじめ、本のテーマについて自分が知っていることをマインドマップ化して、「知識に飢えた」状態を作りだす。その上で、本を読み進めながら、マインドマップを付け加えていく。

・プレゼンでの活用法=プレゼンの構想を決めて、全体像に沿ってマインドマップを作成していく。

・マインドマップのメリットは、放射状にアイディアを並べていくので、発想を柔軟かつ無限に広げられること。

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【DVD】プロフェッショナル 仕事の流儀-リゾート再生請負人 星野佳路の仕事-

このシリーズ、好きなんです。これまでに4本くらい見ましたが、それぞれの方のプロフェッショナルとしての流儀から学ぶことが多いだけでなく、いろいろな職業の現場を見ることができて、私にとってはとても勉強になります。

今回は、ホテル経営者であり、かつ破綻の危機にあるホテルや旅館の再生ビジネスをしている星野佳路さんです。

星野さんは、ホテルの御曹司として若くして経営者になりました。当初、トップダウンのやり方に社員がついてこられず、次々と離れていってしまいました。この経験から、フラットな組織で社員の自主的な決断に委ねるという流儀を見つけたそうです。

【私なりの学び】

・完璧になろうと思う必要はない。自分に足りないところを増やしていく。

・組織を引っ張っていくには、社員の「共感」を引き出して、自主性を尊重することが大切。

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